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ギャシュリークラムのちびっ子たち―または遠出のあとで

ギャシュリークラムのちびっ子たち―または遠出のあとで

人気ランキング : 9,877位
定価 : ¥ 1,050
販売元 : 河出書房新社
発売日 : 2000-10

価格 商品名
¥ 1,050 ギャシュリークラムのちびっ子たち―または遠出のあとで

   AからZまでが名前の頭文字についた子どもたち。登場と同時に次々と怪我や死に遭う。ただそれだけの、あっけなくも悲惨な話が、マザーグース風の2行ずつ脚韻を踏んだ軽快なテンポのうたに乗って進む、エドワード・ゴーリーの代表作。左ページに英語の原文、右ページに白黒のペン画、画の下にキャプションのような邦訳がついた、怖い絵本だ。    階段から落ちる、びょうを飲む、火だるまになる、線路で圧死、沼でおぼれる、オノでグサッ、ケンカのまきぞえ…。26人の子どもたちは、実に26通りの事故や犯罪に遭って、死んでいく。ここまで正面から当然のように子どもの死を陳列されると、いったいこれは何?と考え込んでしまう。    不幸の箱のような絵本なのに、繰り返し見たくなる。その魅力は、これら26人の子どもたちが、私たちの身代わりの人形(ひとがた)として悪魔払いをしてくれる、と思わせるからかもしれない。    危険に満ちた遠出の後でも、ふつう多くの子どもは戻ってくるのだが、一見平穏な日常が、紙一重で死と隣り合わせていることを、きゃしゃな手足、無防備で無垢な表情の、ゴーリー描く人形(にんぎょう)めいたこのちびっ子たちが、気づかせてくれる。(中村えつこ)

シュールな笑い

AからZまで、順番に子供達が非業の死を遂げていく話ですが、かなりブラックに、そして「可笑しく」纏めてあります。当然、子供向けでも、母親向けでも、PTA向けでも、高齢者向けでもなく、ティーンエイジからミドルエイジ向けの内容です。英国文化の象徴(?)でもある、「モンティ・パイソン」や「ブラック・アダー」がお好きな人にはお薦めです。柴田氏による翻訳も上出来で、原文の「マザーグース」的なリズム感までには到らないものの、小気味良くページを読み進めることが出来ます。

最も好きな絵本作家

初めて本作を読んだのは本屋の前。
家に帰るまで待ちきれなかった。
すごくドキドキした。
ゴーリーの作品を読むと、動悸息切れが激しくなる。
小さい頃「子供の見るもんじゃありません!」って
取り上げられてたイケナイ本を、こっそり読んだ時のような。
確かに彼は悪趣味だし「それアリなの!?」っていうことを、さらりと描く。
しかし、それがただの低俗なブラックユーモアなら、世界中にファンをつくることは不可能だったろう。
このエドワード・ゴーリーという人には、読み手の心を、良くも悪くも、弄ぶ力がある。
また訳者の柴田さんがゴーリーの持ち味を損なわないように
細心の注意を払いながら、心を込めて訳しているのがよく分かる。
個人的には、翻訳本があまり好きではなのだが、この訳者の訳には好感が持てる。
この手の本が性に合わない人はいると思うし、いて当然だと思うが、
ゴーリー的世界の一ファンとしては、本作に限らず
一度は彼の脳内に触れてみて欲しいと思う。
私が一番好きなのは、本作ですが。

マザーグースのような・・・?

幼子に見せたくない絵本。

死んだ子供達のABC

この本は私が初めて読んだエドワード・ゴーリーの本です。
まず表紙を見て、かなり惹かれました。そして裏表紙も。
「階段から落ちたエイミー」から始まり、「ジンを飲んだジラー」まで、アルファベット順に子供達が死んでゆく、何とも魅力的で、悲惨な話し。
ゴーリーはアルファベットブックを得意として多く出していますが、中でも一番お気に入りの一冊です。
このマザーグースを思わせるような「ギャシュリークラムのちびっ子達」、是非一度読むべきです。
そうすればきっとあなたもゴーリーの世界に一気にハマってしまうはず!!
とにかく魅力的な本。
ゴーリー独特の絵もとても素晴らしいです!

不穏な世界

きっと一般的に言えば”不愉快な絵本”です。
ちびっ子たちがさくっさく死んでしまうので。
英語はよく分かりませんが、翻訳が秀逸。
こんな表現があるんだ・・・と思いました。
造語なのかな???

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